Sタイプの設計構造

●本体には、主にステンレス鋼も硬い素材を使用しております。削り出し加工は、きわめて困難なものでしたが、結果として音質は比類ないグレードを誇ります。音質の要となる支点部がひ弱な構造の場合、音質に直接響きます。本機では、4つの大型ベアリングがしっかりと支え、共振やブレを防ぎ、トレース能力を高めています。

特に、縦軸方向の下部ベアリングは、高精度のスラストベアリングを採用し、重いアームが高感度に動ける支柱構造を与えて、トレース能力を格段に高めました。


アームパイプは音質にとても影響が出るところです。
【Sタイプ】
アームパイプの内側は、グレードの高いポリの繊維で防振しています。

【SDタイプ】
アームパイプの内側にはまずカーボン繊維で、またその内面はグレードの高いポリの繊維で防振しています。そして電気信号を送る線は低抵抗の銀線を使用し絹糸で巻きその周りをこのポリの繊維でダブルに防振しています。

 


各部品の接合部は、接着剤を極力避けて、ぴたりと面接触するように設計しています。特に、ベアリング受けの組立には、細心の注意を払い、慎重に組み上げております。


●トーンアームの曲り率は、まっすぐな棒を振り回す暴れ構造にならないよう、苦心しました。(L型の棒を振り回すと、手に余分なねじり力がかかることをイメージしてください)その上で、最も的確な場所に「振動吸収構造体」を配置し、効果的に共振をダンプさせました。


ウェイト部
【Sタイプは3重ダンパー構造】
ウェイト部には、①②③と異なる材質のダンパー材を使用し、広い帯域にわたって振動を吸収できる構造としています。ゴム材①は、長いビスで堅固に支えられており、経年変化で垂れる不安を解消しました。

【SDタイプは4重ダンパー構造】
ウェイト部には、①②③④と異なる材質のダンパー材を使用し、広い帯域にわたって振動を吸収できる構造としています。ゴム材①は、長いビスで堅固に支えられており、経年変化で垂れる不安を解消しました。
メインウェイトにはステンレス材に重いタングステンを埋め込み、より重心が支点寄りになるように、また、タングステンをゴム材で接着しこれも吸振をかねています。


“Simple is the best”をモットーに、インサイドフォースキャンセラー、アームレスト、アームリフターなどの取り外しが簡単に出来る構造としました。(右下の写真はインサイドフォースキャンセラー、アームレスト、アームリフターを取り外した状態です)

M2の皿ビス4本を取り外してご使用してみてください。よりクリアな音質となります。

アームレストやアームリフターを外した場合、別売りのフックやリフターを用意いたしました。重量がありますのでこのままでも安定していますが、位置を決めて両面テープで固定していただくとより安心です。とにかくトーンアームには余分な物は無い方が歪音は減ります。

別売トーンアームレスト受け、トーンアームリフター
別売はこちら


●支点の下の出力コード取付部は極めてシンプルな構造としました。

ネジはM8で、芯の部分にリード線が通る場所、この部分をプレーヤーに合わせてベース部を作れば、付属ベースを使用せずに、各種プレーヤーに取付可能です。