
KATANA(刀)は精魂込めて組み立てた逸品です
開発者、濵田政孝の飽くなき挑戦は、2024年新たなプレミアムモデルを生み出しました。この一歩進化したプレミアムには、KATANA (刀)と名付けました。一陣の風の後、音楽だけがそこに残ります。切れ味鋭い和包丁は素材に負担をかけることなく、素材そのものの味を雑味無く伝えてくれます。GLANZLABの刀はまさしく名刀です。LPに刻み込まれた音溝に無理な力を一切加えることなく、記録された音のみ正確にカートリッジに伝えます。スカッと切れ味よく立ち上がる、精魂込めて組み立てた自信作です。
◉KATANA(刀)のアームパイプは窒化処理しました
音の通り道のアームパイプの剛性を非常に高めたため、“スカッ”とした立ち上がりが格段に良くなりました。剛性を高めるための窒化処理には、欠点があります。温度が高すぎると変形してしまうこと、元の鉄のサビが出やすいこと、また表面の酸化物がレンガを焼いたように汚くその色もまちまちになることです。そのため様々な条件で試行錯誤を繰り返しました。 ステンレス素材に高温で窒化処理し、表面をそっと削り取り、その後錆防止やステンレスとの素材感を合わせるためクリア塗装を施しています。 この手間のかかる工程作業によりステンレス本来の弾性を残しつつ、パイプの外側、内側の剛度を上げ、トーンアームの高剛性化を実現しました。

◉究極の歪み音対策を施しました
音の通り道であるアームパイプに質量の高いステンレス素材を使用し、そこにダンパー材を並列に配置して、歪み音の対策効果を確実に高めています。さらに、ウェイト部はステンレスとし、その先端にはゴムで防振したタングステンを埋め込んだハイブリッド構造にしました。 KATANAでは、音の立ち上がりが良い分、歪み音対策も非常に重要です。歪み音(残響音・反射音)を一つ一つ取り除かないと音がボケてしまいます。KATANAの性能を十分発揮するための究極の歪み音対策を下記にご紹介します。 歪み音(残響音・反射音)については、設計思想でも説明していますのでご参照ください。
☆KATANA ver.2のアームパイプの特長
アームパイプは音質に大きく影響します。ver.1(初期モデル)ではカーボン繊維と高級ポリ繊維で防振、グレードアップしたver.2ではカーボン繊維のみを高密度に使用し、防振効果を高めています。
●カーボン繊維を“ぎっしり”詰め込む成功率は50パーセント以下です。高度な技術と経験がないと組み立てられません。
●低抵抗の銀線を絹糸で巻き、その絹巻線4本を束ねながら更に絹糸で巻きます。それをカーボン繊維で包みアープパイプ内に入れますが、この作業には高い技術とノウハウを要します。これにより銀線側の歪み音とアームパイプ側の歪み音を両側から防振し、より原音に近づけています。

☆KATANAのウェイト部の特長
KATANAのウェイト部は広帯域周波数を考慮し、それぞれの周波数帯の歪みを吸収できるよう、5重ダンパー構造になっています。
●アームパイプにカーボン繊維を“ぎっしり”詰め込みましたので、バランスを取るためメインウェイトは16穴から18穴に増やしました。 18穴に重いタングステンを埋め込み、重心がより支点寄りになるようバランスを取っています。
●ウェイトに埋め込む18本のタングステン全てをゴム材で接着し、これも吸振を兼ねていますので、歪み音対策が増しています。


【Premium KATANA 仕様】
【Premium KATANAの取付方法】 こちら からご確認下さい。*Sの取付方法と同じです。
【Premium KATANA 取付用型紙】Sタイプ MH-1200Sと同じ
| template_1200S |
pdf はこちら |
