設計思想・構造

私、濱田政孝は、ミタチ音響におきましてカートリッジを始めトーンアームの設計に従事いたしておりました。その後オルトフォン社のカートリッジSPUシリーズ(特に初期型)などを長年にわたり修理してまいりました。修理を依頼してこられたオーディオファンの方々との話の中でトーンアームの不満で話が盛り上がったことも多々ありました。そのような経験の中から数々のヒントをいただき音楽情報を忠実に再生するために設計製作したのが THE GLANZトーンアームです。

 

設計思想をお話するにあたって

開発者である私、濱田政孝は、半世紀以上「音」に携わってきました。
今年で70歳近くなり、集大成を皆様にお話いたします。
私は技術者ですので、読みにくいところもあると思いますが、なるべくわかりやすく書いたつもりです。
是非読んでください。

more 

 

Sタイプの設計構造

●本体には、主にステンレス鋼も硬い素材を使用しております。削り出し加工は、きわめて困難なものでしたが、結果として音質は比類ないグレードを誇ります。音質の要となる支点部がひ弱な構造の場合、音質に直接響きます。本機では、4つの大型ベアリングがしっかりと支え、共振やブレを防ぎ、トレース能力を高めています。

more

 

Bタイプの設計構造

●“Simple is the best”をモットーに歪音の発生源を少なくするため極力振動物をなくした構造に勤めました。どうしても必要と思われるレスト受け・リフター/IFC(インサイドフォースキャンセラー)はやわらかなプラスチック(ABS)を使用し、不要振動が軽減出来る様な構造としました。

more